どうもご無沙汰しております。
実は第二子が誕生しまして、絶賛育休中。
さて、以前使用していたゲーム用の自作PCにそろそろ限界を感じ始めたので、
新しいPCを新調しましたので紹介?したいと思う。
新PCの構成
購入したパーツは以下。
※参考価格は2024年11月現在のAmazon価格
CPU
AMD
Ryzen9 7900X3D
参考価格:¥92,204
グラフィックボード
ASRock
Radeon RX7900XT GDDR6 20GB
参考価格:¥125,033
マザーボード
ASRock
X870E Taichi Lite
参考価格:¥79,596
メモリ
CORSAIR
Vengeance DDR5 64GB (4x16GB) 5600MHz
参考価格:¥39,287
SSD1(OS用)
Crucial
T500 1TB SSD PCIe Gen 4 NVMe M.2
参考価格:¥11,609
SSD2(データ・ゲーム用)
Samsung
990 PRO 2TB PCIe Gen 4.0 NVMe M.2
参考価格:¥25,990
CPUクーラー
CORSAIR
iCUE LINK TITAN 360 RX RGB 水冷式 CPU クーラー – RX120 RGB ファン搭載
参考価格:¥30,373
電源
CORSAIR
HX1000i ATX 3.0 certified with 12VHPWR
参考価格:¥39,459
PCケース
CORSAIR
6500X RGB Micro ATX Dual Chamber PCケース iCUE LINK RX120ファン付き
参考価格:¥35,973
モニタ
MSI
湾曲ゲーミングモニター MPG 275CQRXF 27インチ/WQHD/RAPID VA/240Hz/0.5ms(GTG)
参考価格:¥59,800
キーボード
CORSAIR
ラピッドトリガー搭載 CORSAIR K70 PRO TKL MGX
参考価格:¥27,980
合計金額 約 ¥500,000 OVER…
PCパーツの互換性チェック
私が自作PCを見積り、作成、互換性チェックに使うのが下記サイトだ。
このサイトでは発売してすぐの商品でも選択が可能で、
拡張性などや相性問題のチェックが可能、ぜひ参考にしてほしい。
構成図
https://pcpartpicker.com/list/NdCFt3
パーツ選定理由
予算について
正直30万ほどを考えていたのだが、毎度のことながらあれやこれや
「見積だけだから・・・」
「買うと決まったわけじゃないから・・・」
「あのお金を動かしたら工面できるかも・・・」
と、頭の中で自分とやりとりしていると
結果かなりの金額になってしまったことをまずは反省。
CPU
Intel信者だった私が今回AMDを選んだ理由としては、
Intel Coreシリーズの13,14世代の不具合が完全に信用を無くしてしまったのが大きい理由だ。
そしてここ最近、AMD 3D V-Cacheテクノロジの目覚ましい発展が気になって仕方なかった。
正直、上記の理由があったとてIntel CPUを選択しようと思っていたが、
ゲーム用途のPC作成ということもあり、今回は思い切ってゲーム特化の3D V-CacheのCPUを購入してみた。
候補としては下記
- 7800X3D 価格約¥86,000
- 7900X3D 価格約¥92,000 ←今回購入
- 7950X3D 価格約¥106,000
最初は7800X 3Dを検討していたが、
1年ほど前からジリジリと価格が上がっていて、
時期次第では上位の7900X3Dより高価になっていることもある状態で、
さらには入荷待ち状態だったこともあり、その上位のモデルを購入することにした。
さらに上位の7950X3Dも選択の余地にあったが、
そこまでマルチな処理性能(配信や3DモデルのVtubeなど)は求めていなかったので
7900X3Dで落ち着いた感じ。
ただ現時点でさらに最有力の候補がある。
11月15日に発売したRyzen 7 9800X3Dだ。
まあ手に入ればの話にはなるのだが。
手に入りそうなら価格も性能も申し分なしなので、頑張って手に入れてみてほしい。
グラボ
候補としては下記
- Radeon 7900XT ←今回購入
- Radeon 7900XTX
- RTX 4070 Ti
- RTX 4070 Ti Super
グラボに関しても今まではAMDではなくNVIDIAを使用していたため、
AMDのRadeonシリーズには少し抵抗というか不安もあったが、
NVIDIAのRTXシリーズの強みであるレイトレーシングやAIでの画像生成にはあまり興味がなかったため、
NVIDIAよりは安く、しかしそれなりの性能が発揮できるものということで
Radeon 7900XTを購入した。
しかし、ここには少し後悔を感じていて、
後述しているが実際最新のゲームをプレイしようとすると
レイトレーシングは必須(もちろんフルHDでプレイするのなら何の支障もないが)となる。
候補に上げたRadeon製品に関してもレイトレーシングは利用可能だが、
もし、4Kで60FPSで俺はやるぞ。
というのなら大人しくRTX 4070 Ti Superを選択した方が幸せになれるかもしれない。
ただ、CPUにAMDの7800X 3Dなどを選択する場合は、
ベンチマークの数値だけでは判断できない性能を発揮できるゲームなどもある
(場合によっては4080シリーズにも勝るとも劣らない)ので、
しっかり自分の用途と向き合った方が良いのは確かかと思われる。
マザボ
ここは色々なメーカーやシリーズがあるのでかなり選択肢がある。
選び方は正直メーカーの好み・デザインの好みで良いと思うが、
私は初めての自作からずっとASRock一択だったのため、メーカーはASRock
AMD用のチップセットについてもこれまた好みになるが
今回のCPUに対応するものをまとめると下記
- X670
- X670E
- X870
- X870E
この中で最新のチップセットはX870になるが、今年の10月ごろ各メーカーから発売され、
最新の機能(Wi-Fi7やUSB4 ※Thunderbolt4などの40Gbps)を利用しようと思うとこれ一択となる。
まず私の場合は拡張性という意味で新しいものが必須になるが、
値段を抑えたい場合はX670で全然問題ないとは思う。
しかし、AMDのCPUを選ぶ場合は、ソケットが後続のシリーズになったとしても
BIOSのアップデートだけで最新のCPUでも
古いマザボが利用できる可能性がある点は思えておいてほしい。
また、E付きとの違いはポート数の違いなどほとんど気にしなくて良い可能性があるが、
TaichiなどのハイエンドはそもそもE付きにしか展開していない可能性もある。
正直マザボは見た目が好みかつ、
背面のポート数見て足りていると思ったならそれを選べば良いと思う。
メモリ
メモリに関しては安いバルク品OK と言いたいところだが、
CPUがIntel製ならXMP、AMDならEXPOとパッケージに書かれた商品を選ぶと良い。
上記に関してはBIOSの設定から、それぞれプロファイルを選択することで
特に何も考えずメモリのクロック数などを最大限活かしてくれる。
私は今回ほとんど全てのパーツをCORSAIR製にしているが、
他社製品にも同様の商品が存在するため、好みのデザインで買って問題ないと思う。
SSD
今回M.2を2枚購入した。
OSインストール用のT500 1TB(ヒートシンク無し)
データ用、ゲームインストール用の990 PRO 2TB(ヒートシンク無し)
購入したマザボはM.2を手軽に刺せてかつヒートシンクが搭載されたものなので
ヒートシンク無しの商品を購入したが、
マザボによってはヒートシンクが必要になる可能性があるので注意が必要。
おそらく+1000円ほどでヒートシンク付きが買える。
OS用のT500だが、とりあえずの1TBを選択した。
ここで少しT500の使用上の注意点がある。
詳しい話は割愛するが、
M.2の特性として、書き込み速度が爆速という大きな利点があるのだが、
この製品は上記書き込み速度が爆速という点は問題ないが、
書き込む容量が多い場合、CLSのキャッシュが切れた
(書き込みに使う容量にキャッシュが消費された)際の書き込み速度が
ありえないくらい遅くなってしまう。
メーカーの最新ファームウェア更新には問題が修正された旨の記載があるが、
私の環境ではファームウェア更新後も問題は再現している。
ただ、書き込み読み込みの速度は他のハイエンドSSDに比べて遜色はないため、
OS用のM.2として採用する分にはあまり影響はない。
次にデータ用の990 PROについて、
こちらは言わずもがな現在の同価格帯の中ではかなり安定して使えるため、
データとゲームインストールに使用している。
T500のキャッシュ問題ほどではないが、旧ファームウェアに不具合がある
(Crystal Disk Infoに表示される%値が減少してしまう等)ため、
最新のファームウェアにアップデートをお勧めする。
今回どちらもM.2を採用したが、ミドルエンド以下のマザボの場合、
1枚しかM.2スロットがない場合も考えられるため、マザボとの相性は確認してほしい。
電源
電源に関しては、他のサイトや自作の経験のある人がいう
「Gold認証以上の電源を選ぼう」
これについては正直Gold以下をおすすめする勇気がないだけだと自分は考えていて、
電源の変換効率くらいしか違いはない。
ただ、ハイグレードな電源にはそれなりのコンデンサが積まれていて、
品質が良いのでそっちをおすすめはするが。
電源は消耗品でもあるので、自作PCをよくメンテできる人、
お金は極力かけたくない人については、Gold認証以下でも問題ないと思っている。
(ただし、それなりのメーカーを選ぶことは最優先)
ワット数に関しては、今回の構成で言えば800Wでもいけないこともないが、
電源のワット数については認証とは違い、余裕を持って選ぶ方が吉。
別件だが、最近の高ワットの電源においては「12VHPWR」がついているモデルが存在する。
今回私が購入した電源「HX1000i ATX 3.0 certified with 12VHPWR」もそうだ。
「12VHPWR」はNVIDIAのハイエンドのグラフィックボードの電源コネクタに標準装備されている
12ピン+サイドバンド4ピンの端子で、
昨今のハイエンドグラボの必要電力を賄うためには電源のPCI Express 8ピンコネクタが3本ほど必要になるが、こいつは1本にまとめてくれる。
その分ケーブルなどに対する負担も大きいため、接続はしっかりとしてほしい。
PCを組んでみて
以上のパーツ構成で新しいPCを組んでみた。
まず、ブラウジングやファイル操作などの基本動作については
当たり前だが全くもって不満はなかった。
今までIntelのCPUを使用していたが、
AMDのCPUに関してもほとんど何も設定せず使用することができた。
ただ、X3Dのモデルを使用するためには多少の設定をする必要があるのだが、
この辺は需要があれば設定備忘録として記事にしようかと。
グラボについては、Radeon 7900XTの性能としてはこちらも申し分なし。
主にプレイするゲーム「APEX」や「Euro Truck Simulator 2」
これらはレイトレーシング非対応のゲームとなるのでWQHD画質でも240Hzに張り付いていた。
ここからが評価が少し難しいところだが、
せっかくだからと始めた「Cyberpunk 2077」
これに関しては4Kで最高品質でプレイすると70FPS前後、
レイトレーシングをONにしてプレイすると40FPSほどしか出なかった。
おそらくRTX 4080だと強みを活かすことができたかもしれない。
とはいえど、
7900XTは自分には十分の性能となったが、
最近の重めのゲームでは少し中途半端な実力の印象を受けたので、
せっかくならもう少し予算を工面して7900XTXに手を出してもよかった。
全体の構成として40万を超える構成となったが、
パーツ次第では性能を落とさず30万以下にすることも可能な構成だ。
例えばマザーボードに関しては「ASRock X670E Steel Legend」なら4万円以下、
メモリに関しても16GBx2なら安価な製品はいくらでもある。
とにかく見た目に拘らなければ▲10万はおそらく余裕で可能。
構成に迷った場合は相談にのります。